004.7.―目的と手段を明確に設定する

目的と手段を明確に設定する

1.ウェブサイトは「戦略」と「戦術」によって組み立てられる

 当社では、ウェブサイトの制作作業の工程を「戦略」と「戦術」という2つの段階にわけ、それぞれの工程をこの2つの段階に当てはめています。この2つは「目的・方針(コンセプト)」と「表現手段」という言い方に置き換えた方がわかりやすいかもしれません。これらは呼び方は違えど、広告をはじめとするコミュニケーションメディアの制作においては、基本中の基本です。つまり、「目的とコンセプト」が強力でなければ説得力のある「表現」はできないということです。それはそのメディアの効果(≒売上)に直結します。しかし、ウェブサイトにおいては、「目的やコンセプト」があいまいで、ただなんとなく作ったと思われるものが多いのが実情です。これまでにも述べましたが、今はツールさえあれば誰でもウェブサイトの「形」だけは作れてしまいます。素人でも少し勉強すれば、ウェブ上に数多く配布されている「無料テンプレート」を利用し、それなりに見栄えの良いサイトを作ることは難しくありません。(それでも汎用性重視の「無料テンプレート」のデザインが「本物」のプロのデザインを凌駕することはありませんが。) しかし、大抵は単なる「見栄え」を重視してウェブサイトの「戦略」を考えずに作ってしまうことがほとんどです。ウェブデザイナーやウェブディレクター等、「ウェブ」がつく肩書きを持つ「プロ」と素人の最大の違いはここにあると思います。

 「戦略」と「戦術」という概念のない「プロ」は、本当のプロではない、というのが当社の立場です。

2.ウェブサイトの「戦略」の具体的な中身

 それでは「戦略」とは具体的にどんなことでしょう? 当社では「戦略」カテゴリに入る工程として「制作の目的」「対象ユーザ」「サイトマップ」「システム仕様」の4つを定めています。「戦略」の中身

3.「戦術」の具体的な中身

 「戦略」が決定したら、はじめてそれを実現するための表現としてどんな表現手法が適切かを考えることができます。デザインや、使用する写真や画像、文章の書き方などは、「戦略」を元にしなくては適したものにはなりません。常に「戦略」がベースになるのです。当社は「戦術」の中身として当社は以下のような工程を定めています。「戦術」の中身

4.「戦略」「戦略」からウェブサイトの品質を測定

 当社は、既存ウェブサイトの改訂を依頼されることが多いため、独自に「ウェブサイト診断表」というレポートを作成しています。上に述べた「戦略」「戦術」の中身はそれぞれ、ウェブサイトの品質を測ることにも応用できます。それぞれの要素から見て、そのウェブサイトの弱点が見えやすくなり、どこを直せばよいのかがわかりやすくなります。そしてその「診断表」をふまえて作成されたウェブサイトの改訂案はより説得力をもつのです。「ウェブサイト診断表」はウェブサイト制作ご成約の場合は無料となりますので、興味のある方は是非お申し込みください。
※「診断表」のみの場合は1万円です。 SOSUS式ウェブサイト診断

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